トランスクリプト/Transcript

十五歳の時にある事件を起こしてしまったんですけど、その理由というのも本当に自己中心的で…、相手が自分の言う事を聞かなかったんですね、たいした理由じゃなかったんですけど…。その時の自分は…、自分の両親はしょっちゅう自分の目の前で夫婦喧嘩をしていたので、それを見て非常に家で怒りが溜まっている状態でした。そして、どこに行っても、自分が悪いんですけど、友達やかまってくれる人がいなくて、コミュニケーションを暴力でとらなきゃいけないというような本当に悪循環にはまっていました。その日も、ただちょっとの意見の食い違いで相手が言う事聞かなくて、その時カッときてしまって自分の思い通りにいかせたいがために相手の頭を「バンッ!」と蹴ってしまったんです。今から思うとただ蹴りたかったんじゃなくて、本当に孤独で、「お前はアレだ、コレだ」って言われているんで、家で自分の居場所もなくて、学校で自分の居場所もなくて、また友達の心の内に自分の居場所がなくて、もうそれに耐えられなかったって言えると思うんですけど…。そんな気持ちが爆発してしまって、そういう事をしてしまいました。

その事を通して、自分の内側の事、今までやってきた事、何でこんな自分になってしまっただろうという事を真剣に考え始めるようになりました。

あまりかまわれていない、誰からも愛されていないとすごい思っていたので「自分自身で強くならなきゃ」と思っていろいろ悪い事をやってしまったんですけど、自分のやっていた事は本当に強くて自分を助ける事だったんだろうか?ていう事を考え始めたんです。実際ケガを負わしてしまった相手を治す事も、今の状況を、自分自身を救い出す事も出来ないという事に気づかされました。自分の価値が見いだせない、良いところが何一つ見いだせない、今までやってきた事が全部否定されると言うか、役に立たなかった事なんだって言う事に強烈に気づかされて、本当にその時苦しくなった事を覚えています。

母親に小さい頃に買ってもらった聖書、全然読んで無かったんですけど、その聖書が近くに丁度見えて、全然開いてもいなかったんですけど、その聖書をとって苦し紛れに「ボン!」って投げたんです。投げたら聖書がパサって開いて、目に留まった箇所がイザヤ書43章の4節にある「私の目にはあなたは高価で尊い」ていう箇所が一発で開かれていました。当時の自分は「私の目には高価で尊い」って言う言葉を読んでも全くピンと来なかったですよね。なぜなら、いくら考えても自分自分の内に良い事なんか一つも見当たらない。高価で尊いと言われるような事を何一つ見いだす事が出来なかったんですけど、不思議と心の中に「私の目にはあなたは高価で尊い、高価で尊い、高価で尊い、私はあなたを愛している、あなたを愛している、あなたを愛している」もう響いて響いて、「もし、これが本当の言葉、あなたが生きていて、あなたが今自分に言っている言葉だったとしたら信じさせて下さい、本当に人に乱暴する事とかトラブルを起こす事を止めるので神様どうかあなたと共に生きる事が出来ますように」と祈った事を覚えています。

幸い、その相手は大丈夫で、それから後に、神様がやって下さったとしか言いようのないみわざがいくつも起こっていきました。そして、神様が本当に自分を愛して下さっていて、本当に神様の事を信じる事が出来て、また一方的に神様の方から「私はあなたを愛している、あなたは高価で尊い、何が出来るか、何が出来ないからではなくて、ありのまま愛しているんだよ、私の目にはあなたは高価で尊い」と言い続けて下さった事を本当に感謝に思います。

RYUTARO KAWAGUCHI

どこにも自分の居場所はない。誰にも愛されていない。自分の価値が見出せない、孤独が­故にある日暴力事件を起こしてしまった15歳の頃。今の状況から自分自身を救い出せな­いと思った時、「私の目にはあなたは高価で尊い」と言う言葉を目にし、そのままの自分­が愛されている事を知る。川口りゅうたろうのライフストーリー。

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